月を眺めながら日本の技藝を堪能する「観月会」を開催【10月19日(火)】

この度、浮月楼では、月を眺めながら日本の技藝を堪能し、特別な時間をお楽しみいただける「観月会(かんげつかい)」を行います。

満月は中秋の名月、すなわち、陰暦八月十五日の夜の月を眺めること。また、陰暦九月十三日も十三夜といって月見が行われる日であり、古くから貴族たちはこの夜に、“月の名所”である日本庭園で宴をおこなってきました。パンデミックからおよそ1年半が経ち、娯楽が失われつつある現代にこそ、失われた往古の月見の宴を行いたいと考え企画いたしました。

飾り立てられた桟敷に座し、月を眺め、虫の音に耳を澄ませ、美しい器を手にし、酒や茶、菓子や料理の香りをかぎ、それを口にする。その空間・時間を五感で享受する。
私たちが考える、現代の宴。

浮月楼でお待ちしています。

代表取締役社長 久保田耕平より

昨年から浮月楼は「最高の庭で、最高の料理とおもてなしを」をビジョンに掲げ、庭で季節を楽しむ新たな試みを続けています。
美しい月を眺める日本独特の風習「十三夜」にちなんだ今回の観月会は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」や「麒麟がくる」、NHK連続テレビ小説「エール」などの時代考証から茶、花などの室礼の総合監修を務める井関脩智氏や国際的に評価の高い彫刻家道川省三氏をゲストに迎え、能楽師竹市学氏や弊社芸術顧問である華道家辻雄貴氏などのメンバーにより、庭の中心に造られた観月のための特設月見台で奉納のパフォーマンスを披露します。
浮月楼の懐石料理と茶、花、能、陶などの日本の技藝を堪能して頂く特別な時間をお楽しみ頂ける様、浮月楼一同心よりお待ちしております。

観月と料理

古来、月を神として崇める月見の風習は、秋の豊作を祈願する農耕儀礼と深く関わってきた。身近なところでいえば、月見に団子を供えるのもその一つである。宮中では、茄子や芋を月に供え、その野菜にあけた穴から月を眺めたという。陰暦八月十五日がちょうど初穂祭の時分にあたることに象徴されているように、この時期は、作物の収穫の時期でもあった。

床の間 出演者

月見と宴

月見の宴は、一年の季節がうつりかわるなか、ちょうど月が満ちるその日の夜だけに実現する。その折には、趣向に合わせて、花がいけられ、絵画が飾られ、食器が用いられ、あるいは庭に秋の虫が放たれた。そこで酒食をともにし、詩歌を詠み、音楽の遊びをしたのである。
 今日、私たちは、建築、庭園、文学、音楽、いけばな、美術、工芸、料理、茶の湯……と、一つ一つの領域に分けるのに慣れすぎている。しかし、そもそも、これらの諸芸能は宴のなかでひと続きに行われるものだった。
 宴とは、本来そういう総合芸術的な場であった。飾り立てられた桟敷に座し、月を眺め、虫の音に耳を澄まし、美しい器を手にし、酒や茶、菓子や料理の香りをかぎ、それを口にする。そうして、その場だけの、そのときだけの空間・時間を五感で享受する。

原 瑠璃彦(日本庭園研究家)

浮月楼について

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記事投稿日時: 2021. 09. 10.

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