※本イベントは満席となりました。9/13 Shizuoka International Jazz Meeting ももしよろしければご参加をご検討ください。
〇9月14日 イベント詳細
午後5時00分 / 受付
午後5時30分 / 講演会(月光の間)
午後6時30分 / 演奏会
水上能舞台(雨天の場合はジャズクラブライフタイム
午後7時20分/慶喜公にちなんだお食事会 月光の間
参加費 / 12,000円(税込)
※お食事会費含む / 慶喜公にちなんだお弁当をご用意
各名店のお弁当はお選び頂けません。ご了承ください。
〇イベント詳細
2023年の「どうする家康」で静岡における徳川家康公の存在は市民の中に改めて印象付けられました。
さて、今年7月に新しくなった10,000円札。
その肖像は渋沢栄一翁であります。農民であった彼が世に出たきっかけは、最後の将軍徳川慶喜公に見出され、幕臣となりフランスに渡ることが出来たから。
恩義に感じた彼は維新後、謹慎している慶喜公を駿府に訪ねます。
慶喜公が彼に命じたのは、彼の能力を今後も駿府のため、また日本全体のために使うということでした。すぐに取り掛かったのが静岡商議所の開設。これは後に日本で最初の株式会社とも言われています。
この徳川慶喜公と渋沢栄一翁の交流が江戸時代の終結と明治の始まりを象徴する出来事であり、それが起こった奇跡の場所がこの地静岡であります。
講演会では、渋沢栄一に関する研究者である岡村龍男氏と、徳川慶喜家の当主 山岸美喜氏でこの地が持つ意義を語り合っていただきます。
演奏会では、穐吉敏子氏の夫君でジャズレジェンドでもあるルー・タバキン氏による、久能山東照宮にちなんだ演奏が浮月楼の水上能舞台で発表されます。慶喜公にちなんだお食事会では、静岡市料理飲食業協同組合の名店にお弁当の競作を依頼しました。
慶喜公が好んだ牛肉や豚肉といった食材をふんだんに使用したお弁当を通じて、静岡の食を皆さんで楽しんでいただきたいと思います。
〇イベント登壇者
山岸美喜 氏
1968年東京都生まれ。 東京都出身の著述家。
江戸幕府最後の征夷大将軍の徳川慶喜と陸奥国会津藩第9代藩主の松平容保の玄孫。
2023年1月より旧公爵徳川慶喜家 第5代当主。 オーケストラ・コンチェルタンテの団長。
クラシックコンサートの企画事業を手がけるほか、「徳川将軍珈琲」宣伝大使も務める。
岡村龍男 氏
昭和59年(1984)静岡市出身
駒澤大学卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学
埼玉県立文書館、静岡市文化財課、島田市博物館を経て令和3年(2021)から豊橋市図書館学芸員
専攻は日本近世史、近代史
主要論文・著書
「近世の久能山東照宮と地域社会」(静岡市編『久能山誌』2016)
「幕末維新と静岡県の人口」(『静岡県史 別編4人口史』静岡県、2021)
「渋沢栄一と静岡」(静岡新聞社、2021)
ルー・タバキン 氏(サクソフォン・フルート奏者)
1940年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。 フィラデルフィア音楽院で学び、1963年から1965年は陸軍で演奏。1966年、ニューヨークに出て、メイナード・ファーガソン、キャブ・キャロウェイ、サド・ジョーンズ=メル・ルイスの各オーケストラに参加。
1967年、夏に穐吉敏子と出会い、1969年結婚。 1972年、当時所属していたドク・セヴェリンセンのオーケストラの移転に伴ってロサンゼルスに移り、1973年には穐吉敏子と共に穐吉敏子=ルー・タバキンビッグバンドを結成。 1982年、ニューヨークに戻り、1983年1月穐吉敏子ジャズオーケストラフィーチャリングルー・タバキンを結成し、2003年に解散するまで、両バンドで30年にわたってプリンシパル・ソロイストとして数多くの曲でソロをとるなど中心的な役割を果たした。
また自己のトリオでも毎年日本を訪れ、日本の津々浦々のジャズクラブで演奏する姿はまさに巡礼の様である。
琴 金子純恵
千葉県柏市出身。5歳より、山田流箏曲を宮下伸に師事。2000年、東京芸術大学音楽学部邦楽科箏曲山田流専攻卒業。在学中より山田流箏曲と三絃を井口法能に師事。アカンサス賞、卒業賞受賞。2002年に渡米。ボストンバークリー音楽院パフォーマンス科ジャズボーカル専攻入学。2006年、同校を首席で卒業。2012年よりニューヨーク在住。
鼓 望月太喜之丞
1957年東京生まれ。邦楽打楽器演奏家 俳優。東京芸術大学を別科長唄唄方専攻で修了後、二世望月太喜之丞を襲名。小鼓、大鼓等、日本の伝統的な打楽器の演奏を専門とし、古典である歌舞伎音楽から現代音楽の演奏活動、豊富な海外渡航経験による国際交流や後進の育成、また教育にも力を入れており、民族音楽としての邦楽と邦楽打楽器の可能性を追及。
社団法人長唄協会会員・民族芸能協会会員
舞踊家 濱田としのり
1957年大分県出身。能楽師、渡邊菊之助に師事。宝生流のサンフランシスコ1995、ブラジル公演に出演。NYのモダンダンス、マーサグラハムスクール留学。インターナショナルフィルムフェスティバルマンハッタン2021 ショートフィルム部門にてベスト オブ ザ ベストパフォーマンス受賞。ダンサー及び俳優として現在はNY在住で活動中。